幸せの選択
「要さん?」
赤信号で車が停車すると、私の方へ顔を向けて深ーいため息を漏らした要さん。
「三島……俺がおかしいのかもしれないけど、お前が頼るのは俺であってほしい。長谷さんは確かにいい上司だけど、お前から絶大なる信頼を得てるって聞くと、おもしろくない」
「あのぉ」
ゴツンとハンドルに額をぶつける要さん。
戸惑う私が要さんの腕を掴むと
「ごめん、今自己嫌悪中」
と顔を下げたまま答える。
「私、要さんのこと、いつも感謝してます。私がJ-styleで色々な経験ができたのも要さんのおかげだし、一人困っている時もいつでも手を差し伸べてくれたのは要さんです。だから、1人前になった私を早く見せたいんです」
「三島……」
私を見つめる目
その奥の何かがグルっと動いた
赤信号で車が停車すると、私の方へ顔を向けて深ーいため息を漏らした要さん。
「三島……俺がおかしいのかもしれないけど、お前が頼るのは俺であってほしい。長谷さんは確かにいい上司だけど、お前から絶大なる信頼を得てるって聞くと、おもしろくない」
「あのぉ」
ゴツンとハンドルに額をぶつける要さん。
戸惑う私が要さんの腕を掴むと
「ごめん、今自己嫌悪中」
と顔を下げたまま答える。
「私、要さんのこと、いつも感謝してます。私がJ-styleで色々な経験ができたのも要さんのおかげだし、一人困っている時もいつでも手を差し伸べてくれたのは要さんです。だから、1人前になった私を早く見せたいんです」
「三島……」
私を見つめる目
その奥の何かがグルっと動いた