幸せの選択
°∴。゜*゜・.∴*°゜。


「ホントに美味しかったです。食べ過ぎちゃいました」


「ハハハ…料理を見る目が嫉妬するほどデレデレだったな」


話ながら、プッと思い出し笑いをする要さん。





「だって、ホントに美味しかったから仕方がないです」




少しだけムスッとする私に「ごめんごめん」と優しく頭を撫でられる


それだけで、何でも許せてしまう気がする。




要さんが連れてきてくれたのは、以前連れてきてもらった小高い丘の途中にある小さな洋食店だった。


どこか懐かしい雰囲気のするその店は、出てきた食事がどれも美味しくて、すっかり食べ過ぎてしまった。


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