幸せの選択
そんな私に、「ちょっと散歩でもしようか」と要さんが提案してくれた。


この前連れていってくれた公園へ向かって、並んで歩く私たち。




8時を過ぎていることもあって、車の通りも少ない。

歩きながら見える景色は、徐々に下を見下ろす景色に変わり、キラキラと輝く街の明かり


そして、隣には要さんがいる。



どんなに押さえても、勝手にテンションが上がってしまう。



なのに、

そんな私とは反対に段々口数が少なくなる要さん。



私の買いものに付き合わせ過ぎて疲れてしまったのだろうか?と、心配になる




「要さん、疲れました?」


「えっ?あぁ、大丈夫。ちょっと考え事してたみたいだな。ごめん」


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