幸せの選択
ふぅーと大きく息を吐いた瞬間、揺れていた何かが止まった。
そして、ゆっくりと静かに話し始めた。
「三島、この前岡本君が訪ねて来たよ」
「えっ!」
要さんの口から飛び出した晃樹の名前に、動揺してしまった。
「驚いた所を見ると知らなかったみたいだね。会社に訪ねてきた彼の緊張具合から、仕事の話じゃないと思ったんだ。
だから、打ち合わせと称して彼と外へ連れ出したんだ」
「……っ!」
「彼は、ストレートな人間だね。挨拶もそこそこに『三島千秋さんが好きです。坂巻さんも同じですか?』と聞いてきたよ。
そんな話じゃないかと思ってたから、驚かなかったけどね」
そして、ゆっくりと静かに話し始めた。
「三島、この前岡本君が訪ねて来たよ」
「えっ!」
要さんの口から飛び出した晃樹の名前に、動揺してしまった。
「驚いた所を見ると知らなかったみたいだね。会社に訪ねてきた彼の緊張具合から、仕事の話じゃないと思ったんだ。
だから、打ち合わせと称して彼と外へ連れ出したんだ」
「……っ!」
「彼は、ストレートな人間だね。挨拶もそこそこに『三島千秋さんが好きです。坂巻さんも同じですか?』と聞いてきたよ。
そんな話じゃないかと思ってたから、驚かなかったけどね」