幸せの選択
「それで、要さんは?どう答えたんですか?」
「もちろん、『私も彼女が好きです』って答えたよ。だけど、彼はそれを聞いて驚くこともなく『彼女を好きなのは知ってました。でも、坂巻さんがどの程度彼女を思っているかをお聞きしたくて来ました』って言い始めて………」
「そんな……」
要さんがなんて答えたのか気になるけど、私のいないところで二人でそんな話をしていたなんて少しショックだった。
だって、晃樹はそんなことちっとも話していなかった。
「俺はさ、俺の気持ちを聞く前に君はどうなんだ?って聞いたんだ」
「はい」
「三島?彼のスウェーデン行きに着いて来て欲しいって言われてるんだろ?彼は堂々と『彼女に結婚を申し込みます』って言ってたよ」
「……そうですか」
「もちろん、『私も彼女が好きです』って答えたよ。だけど、彼はそれを聞いて驚くこともなく『彼女を好きなのは知ってました。でも、坂巻さんがどの程度彼女を思っているかをお聞きしたくて来ました』って言い始めて………」
「そんな……」
要さんがなんて答えたのか気になるけど、私のいないところで二人でそんな話をしていたなんて少しショックだった。
だって、晃樹はそんなことちっとも話していなかった。
「俺はさ、俺の気持ちを聞く前に君はどうなんだ?って聞いたんだ」
「はい」
「三島?彼のスウェーデン行きに着いて来て欲しいって言われてるんだろ?彼は堂々と『彼女に結婚を申し込みます』って言ってたよ」
「……そうですか」