幸せの選択
だけど、私はすぐに「要さんがいるから私がいる」と伝える。
「千秋、ありがとう」
「要さん、ありがとう」
毎年この丘のレストランで結婚記念日を過ごすのが私たちの決まり。
この先何度ここに来て、何度要さんにお礼を言うんだろう。
「千秋、俺に千秋と蘭という家族を作ってくれてありがとう」
にっこり笑う要さんは、やっぱりうっとりするほど美しい。
何年たっても私をドキドキさせ続けてくれる旦那様に、私からのサプライズプレゼント
「要さんの家族は、私と蘭だけじゃないわ。ここにもう一人いるのよ」
私はまだ膨らまないお腹をそっと撫でた。
「えっ?千秋……それって」
「そうよ。来年は4人家族になるの」
「千秋、ありがとう」
「要さん、ありがとう」
毎年この丘のレストランで結婚記念日を過ごすのが私たちの決まり。
この先何度ここに来て、何度要さんにお礼を言うんだろう。
「千秋、俺に千秋と蘭という家族を作ってくれてありがとう」
にっこり笑う要さんは、やっぱりうっとりするほど美しい。
何年たっても私をドキドキさせ続けてくれる旦那様に、私からのサプライズプレゼント
「要さんの家族は、私と蘭だけじゃないわ。ここにもう一人いるのよ」
私はまだ膨らまないお腹をそっと撫でた。
「えっ?千秋……それって」
「そうよ。来年は4人家族になるの」