幸せの選択
なのに、溢れ始めた要さんへの気持ちは私の身体中を占拠し始めていて、




頭の中の冷静な部分と、胸の中の要さんへのギュット締め付けられる思いの攻めぎ合い




バクバクと打ち続ける鼓動に息苦しさを覚えながら堪えていると、あっけなく、




冷静な思考が負けた。





そして、自制することの
できなくなった身体は、気付いたときには、晃樹のもとへと走り始めていた。


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