サクラサク(地味っ子②)
拝啓
一条桜様
sakuraさんのほうがいいのかもしれませんが
桜さんで、お手紙書かせてください
桜さんお体いかがでしょうか
今は、日本にいないっとニュースで聞いています
私は、この本を手に取るまで、申し訳ありませんが
あなた様のことを知りませんでした
空虚な気持ちのまま、毎日を過ごしていた時
たまたま、この本を手にしました
驚きました
私の、娘もあの飛行機で亡くなりました
年齢も、あなたと同じでした
事故以来、テレビも見ることがなかったので
桜さんのことも、全く知らなかったのです
本のメッセージ読ませていただきました
涙が止まりませんでした
そして、もう一度本の最初から写真を見て
あなたの優しさが伝わってきました
もし、私の娘が生きていたとしても
あなたと同じように悩んだはずです
生きていることがいいのかどうか
あの桜のように堂々と生きてください
娘の分も、遠い空のした、ずっと
あなたを、見守らせてください
長いお手紙申し訳ありませんでした
お体お大事に
敬具