サクラサク(地味っ子②)

理恵と、後援会長になっていた義父を松平の本家に呼び出した

松平の祖父母、両親、蓮を前に

弁護士が語った借金の額は、本家を抵当に入れる位まで

膨れ上がっていた

しかも、闇金の利子は1日10万円

「少し、借りただけなの・・・・ローン払うために・・・・」

全員が頭を抱え、義父は娘を怒鳴りつけた

「蓮、理恵さんに生活費・・・渡してなかったのか?」

いくら愛情がないからといって、そんなことはしない

「・・・月々100万振り込んでいた」

その言葉に、また全員がため息をついた

「・・・・・理恵、何に使ったんだ?」

全員の疑問を、義父が、

「・・・・・ホストクラブ・・・・」


罵り合うことも馬鹿らしくなり、今後のことを話し合った

とにかく、金だ

それから、全員で金策に奔走

なんとか、本家だけは抵当に入れずに済んだ

理恵との離婚話も進んでいた

そんな時

”梨園 黒い付き合い!”

理恵が借りていた、闇金の裏で、ヤクザがいたのだ

それから、松平は世間から非難の目で見られ

仕事も激減

舞台も、しばらく出入り禁止


極めつけは理恵がホストと逃げた

またもや、借金を作って・・・・・



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