サクラサク(地味っ子②)
次の日、私は朝日とともに家を出た
キラキラ光る海は文字通り 私に光と勇気を
与えてくれた
今日から戦争だ
自分の荷物も、大量に載せミニが重みで沈んでいるように思える
ピーンポーン
連絡を受け待っていてくれたメイドさん
私の荷物を運び入れてくれる
荷解きをし、メイドさんに下がってもらい
彼のもとへ
お昼だというのに真っ暗な部屋
ザー
カーテンを開け放ち
ベットの布団をはぐ
無精ひげに 無駄に伸びきった髪
迷惑そうに開くまぶた
「おはよ。もうお昼だけどね。布団をして、掃除するから
起きて」
無視
無理やりベットカバーをはぎベットの下に蓮を落とす
ドン
なんだかすごい音が
「・・・・なにすんだよ!」
「何って掃除!!蓮。着ているものも洗濯するから、シャワー浴びてきて
それから食事にしましょう」
諦めたのか、何も言わずに部屋を出ていった