サクラサク(地味っ子②)
あかりの態度に、さきほどまでの不安がなくなり
喉の渇きも収まった
案内された部屋に、荷物を置きリビングへ
高級感あふれるインテリアなのだが全体的に、なにかがおかしい部屋
先にソファーでくつろいでいた桜の横に座り
二人の話を聞いていた
「あかり、私のダーリンは?」
何?・・・・
・・・・桜・・・・ダーリンって・・・・
「クスクス。桜。私のダーリンだから!!それに・・・
松平さん怖い目で睨んでいるわよ!!!」
当たり前だ!!
「あー蓮まだ、言ってなかったね・・・・」
面白そうにくすくす笑いながら言う桜・・・そこに
ビィー
「まぁーナイスタイミング。さすが私の王子様」
そう言って、あかりは玄関に消えた
「でっ!何?ダーリンって?」
「クス・・・ほらきたは!」
ガコ ブィーン
聞きなれない音に振り返ると 自動車椅子に乗った男の子