サクラサク(地味っ子②)

桜たちは、まだまだ会話が終わりそうにないなぁ・・・

「蓮・・・あっち行かないか・・」

振り返ると靖典がいた

カウンター席に移り4人を見る

「しかし・・・京は、よくついていけるよなー」

「あー俺は見てるのはいいけど・・・三人相手は・・・」

「蓮でも、ダメかーしかも、揃いも揃って酒豪だー」

「・・・しかもダントツ桜だし・・・」

「クス。前もその話題で盛り上がって、やり込められた・・桜に」

「なんて?」

「一条家の女子たるものみたいな・・・木下も・・・大変だよなぁ」

「悠さんねーまだ会ってないやーお礼先に言っといてー」

「・・・いや。直接言え!!・・・あの時、途方に暮れたのは

俺だけじゃない・・・木下もだから・・・桜に預けて・・・

良かったよ・・・お前が戻ってきて本当に・・・良かったよ・・・」

あー戻れてよかったー暖かく見守ってくれる俺の居場所

「・・・桜・・・よこしてくれて・・・ありがとう・・・

今回だけは・・・・自分で立ち上がれなかった・・たぶん

お前らが、俺を見守ってくれたから・・・俺は戻れた・・」

「・・・ばーか!何年見守ってると思ってるんだよ!

幼馴染を・・・なめんじゃねー」

「・・・クス・・・・そうだなぁ・・・」

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