サクラサク(地味っ子②)

「ねーダーリン?黒豆さんよ。あーん」(はー)

「今年の雑煮は、うまいなー」(悠)

「数の子は子宝ですって!ちゅ」(はー)

「今年はお参り何時予約?」(悠)

「芸能じゃなく子宝の神様にお参りしたいわ!ブチュー」(はー)



かれこれ、20分は続いている

「すごいわね・・・ある意味、どっちも・・・」(あかり)

「これを、人前で堂々とできるのは、やっぱり女優だから・・・」(海斗)

「海斗違うわよ・・・悠さんもすごいのよ・・・」(あかり)

「・・・藤宮は安泰そうだ・・・」(海斗)

顔をしかめる、靖典

「クスクス・・・悠兄さん、今年は2時予約だから・・お昼には

でないと・・」(桜)

聞こえているのか、どうかわからないが、一応伝えた

「どっか行くの?」(あかり)

「あー初詣?」(桜)

一条家、松平家では、毎年芸能の神社に行き、お祓いをしてもらう

1日だと、家に挨拶回りに来る人もいるし、神社にも迷惑が

かかるから、人の少し減った2日に、神主さんに予約を

入れてあるのだ

今年は、靖典とさゆり 京以外全員参加

そろそろ、起こさないと

時計の針は11時少し前





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