サクラサク(地味っ子②)
「ねー蓮、いつも、私がいないとき・・・こんなことしてるの?」
顔をしかめる二人
「そうなんだー」
その雑誌には、連日遊び歩き、気に入った女の子をお持ち帰り
している派手な私生活が書かれていた
私は、蓮の何を見ていたのだろう
涙も出ない
家族以上に愛している人
支えてくれていた人
私は、失ったのだろうか?
「蓮も、周りが派手になって、桜もいなくて、さみしいのを
紛らわしていたんだよ・・・最近、俺らにも連絡ないし・・
会って話しろ!」
靖典の言葉が、右から左に抜けていく
この日は、さゆりが泊まってくれた
次の日
♪♪♪
見たくない・・・
何度もなる携帯・・・
でも、逃げられるわけではない
「・・・・・・はい・・・・」
電話の相手は・・・・蓮