サクラサク(地味っ子②)

取り敢えず、挨拶をして帰ろう

固く誓った3人

の前に・・・・?

群がられてます・・・・

こーちゃんは女性に

靖典は・・・・おじさま方に

暇なのは私だけね・・・

一度、外に出ようとしていた時

「・・・一条桜さんですか?」

初老の女性

「はい。」

不審そうにしていたのだろう

「ごめんなさいね・・不躾に・・綾瀬景子と申します


息子夫婦が、孫もお世話になっています」

そう話したのは、海斗の母だった

母親は、次男夫婦と孫が立ち直ったのが

桜のおかげだと聞いていて、丁寧にお礼を

言ってくれたのだ・・

しばらく、NYでの3人の生活を、話したりして

すっかり打ち解けた私を連れて

今度は、綾瀬家を紹介してくれた

景子さん曰く

「今日は海斗は役に立たないはずですから!!」

以前も、パーティーであかりの事しか目に入らず

役たたずぶりを発揮していたということだ


ある程度、挨拶を終え部屋の外へ

なんとなく、ロビーを眺めていると・・・蓮だ
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