大切なもの
三章・膨らむ愛 宿泊合宿後~夏休み直前
「なあなあ小川~」

「何~?慎二」



季節はもう7月。


また今日も他愛のない声で慎二に話しかけられた。




「お前、暑いからってエロイぞ♪」


「へっ!?」



そう慎二が指した指の先を見ると、私の膝より長いスカートが下着が見えるか見えないかのところまであがっていた。



私…暑いからって無意識にあげてたんだ…(焦



「もう慎二!!」


「小川本当エロいわあ♪」


「慎二のほうがエロいくせに」


「は!?オレエロくないしなあ~~」


「なにいいよんの!!慎二は超エロイよ!」



こういうどうでもいい会話をしながら日々、





(私、慎二のこと好きなんだなあ…)


と感じる。


毎日何でもない会話が出来ることを幸せに思った。



















…この後、強いライバルが現れる。
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