大切なもの
「お前ら、何話よんのかあ~?」
「「時坂!」」
時坂…最近すっごく面白いな♪って思える男子。
授業中もとても面白いこと連発してくれるし、
ちょいちょい世間話をしたりもする。
ついこの前あった期末テストの点も争ったりもした。
ちなみに結果は英語は私の圧勝♪数学は点数が同じで、他は私が負けてしまった。
「えへへ~ちょっと恋のことを」
「へえ」
「ねえねえ、時坂って、好きな人とかいたりするの?」
私は意味もなく、そういった質問をした。
そしたら…
「オレは別に…」
「あっっっ!!!!」
「なんだよ星野」
「ちょっと時坂耳かしてえ…」
ヒソヒソ…
「…●●がいるじゃん♪」
「っ…星野そいつは忘れろ」
「えっ!?何々??教えてえ」
「ねえ、時坂♪教えていい?」
「ダメダメ!!!星野絶対小川には教えんなっっ!!」
「え~」
「私、知りたいなっ。ねえ時坂教えて!」
「駄目!!!星野、お前絶対教えんなよ!!」
「え~~何か気になるしっっ!!」
「ゆきごめんごめん。ウチがゆったのが悪かったよね~もうハゲどっかいきよ!!」
「オレの頭はハゲじゃなくて坊主だよ」
「はいはいはい!!!ハゲも坊主も一緒!ねえ~ゆき?」
「うんうん!!」
「こらっ!お前ら!!ハゲは一生髪が生えんことをゆうんぞ!?坊主は…」
「んで、ゆき、話の続き…」
「ハア・・もうオレの話聞かんのやったらいいわ」
そう言って時坂は男子の群れの方に行った。
「よしよし♪邪魔者は消えたよ」
「えへへ~…でね、続きかあ」
「うん♪ゆきの恋バナききたい!」
私はえっちゃんに、結衣ちゃんからこういった手紙がきて、
それで、結衣ちゃんに慎二が取られないか心配だったけど、今は落ち着いてる。ということを話した。