大切なもの


ガチャン

「おじゃましま~す。やったあ!ゆきん家だぁ」



千穂が勝手に入ってきた。


「ってか勝手にはいんなよっっ!(汗)どこがいいんかわからんわ~!この家(笑)」


「つーか本当外暑い!!クーラークーラー!!」


そう言い千穂は先に私の部屋へ。


「千穂オレンジジュース持って行くけんまってて~」


「は~い!粒入りがいいな♪」


「贅沢言わんの!千穂マ○パの準備しちょってよ!!」


「もうっ!ゆき、うちはお客さんやに注文多いよ!!」


「どこが注文多いん?はいさっさと私の部屋に行く!!」


「わかった~…もうゆきの部屋荒らしとくけんっ!!」


「そんなことしたら追い出す」


「嘘って!!じゃあ行くね」





カラン…


缶のオレンジジュースを2つお盆におき、チョコクッキーを用意して自分の部屋へと向かう。


自分の部屋に行くと、




「キャハハッ♪♪なんこれわけわからんしっっ!!!」


千穂のはしゃぐ声が聞こえる。


「え…ちょっ、ちょっと千穂なんしよんの!!??」


私はまさか、机の中に入っている日記を読まれたんじゃないかと不安になる。



(アイツ…!あれほど部屋を荒らすな、日記とか読むなっちゆったんに…)


そう思い部屋のドアをあけると、
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