大切なもの
そうビックリしてるのも束の間だった。
「小川?誰か分かる?」
そう、慎二が電話に出た。
「えっ…?はっ、はいわかるよ!!」
「え?なんではいなん??」
「あっっ!!ごめんビックリして…」
「はいとか!!!小川どんだけなんっっ」
(ヤバイ…慎二の前で恥かいちゃったよ…うわ…緊張するし!!!!)
「で、慎二何っっ?」
「小川今そこに福島おる?おるんやったらちょっと離れて」
「あ、ちょっとまって!!」
そう言い、電話口を手であて、
「千穂!慎二からの電話だから、ちょっと…話してくるね」
そう言うと千穂は、
「はーい☆ウチ今、大きい写真でゆきのまゆげが何本あるか数えよんけん!!!(笑)」
「はいはい。なるべく早く終わらせるからねっっ!」
「頑張ってねー♪」
千穂も少し気を遣ってくれたのがわかった。
ガチャン
部屋を出て廊下に行く。
「もしもし慎二?続きどうぞ」