大切なもの
お祭りも終わり…





とうとう8月突入です。














8月3日―…




コンクールの県予選がある日…。









「んっ…眠たいなあっ…」







コンクール当日を向かえ、6時半に起きる私。


いつもの学校と変わらない時間に起きて、喉の調子を確かめながら着替える。




「6時半起きは学校行くとき以外は本当勘弁だよ~。」









そう言いながらも
真っ白なシャツを着て、全下ろししたスカートを履き、靴下もソックタッチでキチッと留め、髪もいつもよりきつく縛り、合唱部のユニフォームでもある黒のローファーを準備する。





「楽譜楽譜…と。あとは水筒とお金だけだなっ。」








そう言いながらも、準備を終えて、葵ママの車がやってくる。















「ゆき~!!早く家出てきて~~!!」



そう、葵の叫ぶ声が聞こえてきた。










私は、はーいと返事をし、急いで車に乗りこんだ。



「葵~…金賞とれるかなあ。」

「今まで練習した成果を出し切れば大丈夫だって!」

「うん…あーなんか緊張してきたよ」




















…今まで頑張ってきた成果が試される日。










そして、結果は…。
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