大切なもの
キーホルダーを眺めながらベットに横たわる。




「う~ん…買ったはいいもののどうやって渡すべき?私としては、4日か5日にあげて、6日の登校日にはつけてきてほしいんだけどなあ…よし!まあ、4日5日は部活の終わる時間かぶるし、4日か5日の部活の帰りあげようっ!」





そう思い、かばんの中にキーホルダーを入れた。










次の日、部活が終わってサッカー部のグラウンドを見ると、サッカー部はいない。





「あっれ…みんないないってことは今日サッカー部休みになったとか…?まあいいや、明日があるし♪」



そう思い、次の日に備えた。
















そして次の日…





「えええ!サッカー部またいないよ!!!!!」


自分の部活が終わり、サッカー部のグラウンドを見ると昨日と同じで景色が寂しかった。





「し、慎二い~…明日登校日だけど、やっぱり登校日につけてきてもらうっていうのは無理なのかなあ…?」




そう思い、すごく焦っていると


「ゆーきちゃん♪サッカー部昨日も今日もいないねえ…どうしたのかなあ」


楓ちゃんがいい具合に話しかけてくれた。


「そうなんだよ…実はね…」



私は、キーホルダーを買ったことから今までのことを楓ちゃんに話した。





「うそ?大変やん!!」


「登校日につけてきてもらって、二人だけの目印みたいなのを憧れてたんだけど、2日連続会えなかったから無理みたいです…」




次の瞬間、楓ちゃんの口から思いもよらないことを聞く。
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