大切なもの
「ででででも先生誰もやりたい人いないんですよ!?」


「先生後回し面倒臭いので小川にしましょーよ」



司会者がそう言ってくれた。若干慎二と一緒がいいというあたしの想いに気付いてくれたみたいた。



「とりあえず小川さん後回し。次決めて」

「ちょ!???」




あたしはびっくりして何も言い返せなかった。


「…先生がそこまで言うなら次!整備委員やりたい人ー!?」




…と委員決めは進んでいったのであるが。



神様は最後まで見捨てないでいてくれたのか。否か。


学級委員

生活委員

学習委員

整備委員

保体委員

文化図書委員



…全部の委員、男女2人ずつ入れる枠があると先ほども述べたのだが、



学習委員の女子以外全員埋まった。


逆に言えば学習委員の女子だけなりたい人がいなかった。




…1名を除いて。





「せんせーーーーー!!!!全部決まって学習委員女子なりたい人いなかったんだからあたし決定ー!!!!!」


「じゃあクラスのみんなが小川さんに任せてもいいって言うならいいことにしましょう」


「みんな!?いい!?」


「「「「「(慎二バカでありがとー、小川も面倒な委員なのにありがとー、本当小川ばればれだし誰もこれでなりたいやついないだろーいろんな意味を込めて)いいよー!」」」」」



「やったー!みんなありがとう!!!」




…クラスのみんなからの承認も受けて、晴れて1-4の学習委員は


高木慎二と小川ゆきに決まりました☆
< 73 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop