コメント屋
「あぁ~くぅじょ~になるならつきよはおよしよすなおになりすぎ~るぅ~…ツラいっしょ?」

「ど、どこがですか?」

「知らん?この歌名曲やで。男友達と遊んでるって女友達に嘘の電話するねん。なっ?ツラいやろ?」

「意味、わかんねーし。コメントでも何でもないですよね?もう帰ります」

男はいよいよ頭にきて、帰ろうとした







「兄ちゃん、待ち。このまま帰ってええんか?悩んでるんやろ?仕事は上手くいけへん、彼女ともビミョー、後、そうやなぁ兄ちゃんみたいなタイプは趣味で小説とか書くやろ?」

「何でわかるんですか?」

男は女の言葉に思わず食いついた

「何でもわかる。わかりやすいわ、お兄ちゃん。小説にしても、自信作やって思っても全然人に読んでもらわれへんし、感想コメントも大して貰ったことなくて落ち込んでるやろ?」

女が言うことは図星だった


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