君色
先輩が目を閉じてって言った理由はキスではなくて…
ちゃりん……
首に冷たい感覚。
「目あけて?」
先輩に言われるがままに目を開けるとそれは可愛らしいネックレスだった。
「…これ……は?」
「ん。プレゼント!」
先輩は優しく微笑んだ。
「ありがとうございますっっっ!!」
プレゼントしてもらったネックレスはピンクのジュエリー。
イルカのジュエリーが光に反射してキラキラと輝いている。
でも…私……プレゼント用意してない…
「喜んでくれた?喜んでくれたなら嬉しいんだけど!!」
「はい!!とっても嬉しいです!……私から…プレゼントです…!」
ちゅ…
私は先輩の頬に軽くキスをした。
私は恥ずかしさのあまり顔をあげられずうつむいている。