君色
今日は冬休み前の大掃除の日。
私は一番やりたくなかった下駄箱掃除になってしまった。
ほんっとついてないなぁ…
しぶしぶ掃除をやっていると後ろから足音が近づく。
後ろを振り替えると先輩だった。
私がいま掃除してるのはちょうど先輩の下駄箱…の前……
「…ごめんなさいっ!!」
慌ててその場を離れようとした私に先輩は
「いいよ。そのままで」
と優しく声をかけてくれた。
容姿端麗。まさにその一言しかでてこなかった。
これがもしかして運命ってやつ…?