禁断の果実
何であたしの気持ち読めちゃうんだろう?
「美咲は分かりやすいのよ。見てるこっちがもどかしいっての」
「本当にねー、いつ言ってくれるか楽しみにしてたのに」
言いたかったよ・・・
言って2人と恋バナしたかった。
けど、こんなあたしが好きになる事さえいけないような気がして・・・
「あたしたちは冗談でやってるけど・・・きっと中には本気な人もいるわ」
ニコニコした表情を真剣な眼差しに変えて、沙絵子はあたしの手を握った。
「だから・・・そんな消極的ではダメ。もし本気で好きならダメでも相手に伝えなきゃ」
「そうそう、後悔してからじゃ遅いんだよ」
2人がこんな風に背中を押してくれる事が嬉しかったんだ。
あたしはいつでも自分の意見を貫き通す事なんて出来なかった。
自分が傷ついたり、誰かが傷ついたりするのが怖かったから・・・
「だから・・・がんばるんだよ」
「・・・・うん・・・・ありがとう」
真海や沙絵子と友達になれて本当に良かったよ。
本当に本当にありがとう。
そうだ・・・あたしも変わらなきゃ・・・
いつまでも誰かの背中を追いかけるんじゃなくて
並んで歩けるように・・・。
「美咲は分かりやすいのよ。見てるこっちがもどかしいっての」
「本当にねー、いつ言ってくれるか楽しみにしてたのに」
言いたかったよ・・・
言って2人と恋バナしたかった。
けど、こんなあたしが好きになる事さえいけないような気がして・・・
「あたしたちは冗談でやってるけど・・・きっと中には本気な人もいるわ」
ニコニコした表情を真剣な眼差しに変えて、沙絵子はあたしの手を握った。
「だから・・・そんな消極的ではダメ。もし本気で好きならダメでも相手に伝えなきゃ」
「そうそう、後悔してからじゃ遅いんだよ」
2人がこんな風に背中を押してくれる事が嬉しかったんだ。
あたしはいつでも自分の意見を貫き通す事なんて出来なかった。
自分が傷ついたり、誰かが傷ついたりするのが怖かったから・・・
「だから・・・がんばるんだよ」
「・・・・うん・・・・ありがとう」
真海や沙絵子と友達になれて本当に良かったよ。
本当に本当にありがとう。
そうだ・・・あたしも変わらなきゃ・・・
いつまでも誰かの背中を追いかけるんじゃなくて
並んで歩けるように・・・。