.゚+。・ X'mas kiss ・。+゚.

付き合う前は…こんな風に彼に好きって言えなくて……。




言いたくても、必死で自分を抑え込んでたっけ。




「汐莉、どうした?」




あたしの様子に気付いたのか、慎也は優しくあたしに聞いてきた。




「ううん……今が、すごく幸せだなって思って……」




「ははっ。俺もだ」




二人でクスクスと笑い合い、そっと唇を重ねる。




好き、慎也……。




「慎也、して……」




「ったく、んなこと言いやがって……止めらんねぇからな」




慎也は低く囁き、あたしの首筋に顔を埋めた。



< 5 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop