.゚+。・ X'mas kiss ・。+゚.
付き合う前は…こんな風に彼に好きって言えなくて……。
言いたくても、必死で自分を抑え込んでたっけ。
「汐莉、どうした?」
あたしの様子に気付いたのか、慎也は優しくあたしに聞いてきた。
「ううん……今が、すごく幸せだなって思って……」
「ははっ。俺もだ」
二人でクスクスと笑い合い、そっと唇を重ねる。
好き、慎也……。
「慎也、して……」
「ったく、んなこと言いやがって……止めらんねぇからな」
慎也は低く囁き、あたしの首筋に顔を埋めた。