続☆恋×彼氏×元カレ☆
「それにしても。ヨシに彼女がいることみんな知らないんだな?」
「…さぁ?同じ中学のやつは知ってるけどな!」
「ヨシさ、高校入って告られたことある?」
…あったような。
何回だっけ?
「何回かあるよ」
「まじ?やっぱモテんだよ。
カッコよくて、優しくて、勉強出来て、スポーツできて…信頼されて。」
「そんな完璧じゃないし…」
「いや、俺から見ても憧れるから!」
拓海に憧れられてもな…。(笑)
「そんでもって、彼女持ちと。あームカつくわ!」
拓海はケラケラ笑いながら言う。
「自分で言っといて笑ってんなよ!」
「でも彼女持ちとはみんな知らないんだな…。
ヨシさ、告られて断るときなんて言ってんの?」
拓海が体を乗り出してまでいってきた。
「は?…覚えてねぇよ。でも多分"ごめん、彼女いるから"かな?」
「彼女いるって言ってんの?」
「…うん」
たぶんだけどな?
「それ、嘘だって思われてんじゃね?」
…は?
思わず声にしてしまった。