続☆恋×彼氏×元カレ☆
「何かあった?」
「…え?」
「…帰ってきたときから様子が変なのよ。"ただいま"も言わないで部屋にかけていって…。」
やっぱりお母さんにもわかるよな…。
理由をいったらどうなるんだろ…。
「まぁ、あなたたちだからあまり心配は要らなそうね!
愛梨なら部屋にいるから!」
「あ、ありがとうございます!」
「じゃあ私は出掛けちゃうけど…鍵とかよろしくね!」
「はい」
そう言って、愛梨のお母さんは出掛けていった。
家に入って階段を上がり、愛梨の部屋の前に来た。
ふぅー。
よし。
コンコン
「…」
ノックをしても返事はなく、どうしようか迷ったが、ドアを開けることにした。
「愛梨、入るよ?」
ガチャッ
「…」
ベッドに顔を伏せている愛梨がいた。
「愛梨」
徐々に愛梨のところに近づいていった。
「「ごめん(なさい)」」
愛梨と声が被った。
え?
…どうして愛梨が謝る?
「愛梨?」
俺は愛梨の方を向いて横に座った。
すると愛梨も顔をあげ、こっちを向いてくれた。
「愛梨?」
「…」
愛梨はうつ向いて黙ってしまった。