続☆恋×彼氏×元カレ☆
少し待っていると。
「あっれ~?君どうしたの?」
後ろから声が聞こえてきた。
私じゃないと思った。
「あれ?無視?」
笑いながら、その男子は私の前に来た。
「あ、え?私っ!?」
私だったの?
「ハハッ。君面白いね!君しかいないよ?」
笑われた…。
回りを見回すと、本当に私しかいなかった。
「誰待ってんの?俺と仲良くならない?」
この人チャラい。
軽すぎじゃない?
「彼氏待ちです。」
「えぇー?どっか行かない?」
「いえ…」
「あ、愛梨!ってお前!」
悠希の声と同時に、青いものが飛んできた。
「いってー!」
それが、青いタオルで、チャラ男さんの顔に命中したことに気づくのに、時間がかかった。
「お前なにしてんだよ!」
悠希がチャラ男に言った。
「悠希!」
「え?あ、は?あ、お前の?」
「バカ拓海!」
「へぇ~♪この子がヨシの彼女かぁ♪」
"バカ拓海"
という言葉に動じず、違うことを言い出した。