続☆恋×彼氏×元カレ☆

♪～♪～♪～


ケータイがなった。


歩いていたから止まった。


「郁美だ…。どうする？」


「戻んないんだろ？」


康人くんは言ってきた。


「うん」


「じゃあ、無視！
ばれないように回ろうぜ！」


康人くんは笑顔で笑いながらも言ってきた。


「そうだね！」


私は鳴っているケータイを無視し、歩き出した。




「何見るか？」


「どうしよっか？」


康人くんとならんで歩き出した。



康人くんとならんで歩く。
そして話している。


態度に出ないようにしながら、
私の中には悠希がいる。


康人くんといるのに、"悠希に会いたい"って気持ちが徐々に強くなって…。


「佐々木？どうかした？」


「え？」


康人くんに呼ばれてハッとした。
私はいつの間にか立ち止まっていた。


「具合悪いとか？」


康人くんは心配そうに声をかけてくれた。


「あ、うんん。大丈夫だよ！」


そう、笑って見せた。


そう？って康人くんは不思議そうだった。