オトナのキュンラブ†堕落~人でなしの恋†『色悪』シリーズ
例えどれだけ蔑まれてもいい。
彼らを悲しませても苦しませても何も感じない。
それと引き換えに凌が手にはいるなら------
私はゆっくり体を引き上げ、
「っ、ふ、……ぁ!」
またゆっくりと体を沈めた。
凌の髪に手を差し入れ、指先に絡めながら凌の唇を引き寄せ自分の胸に押し当てる。
「お願い。吸って」
凌の刻印が欲しいの。
凌が目を細め、上目使いに私を見つめる。
胸の先に濡れた凌の唇が触れた。
「痛っ!」
残されたのは胸の先を囲う色づく紅い歯形------
「動けよ」
ジンジンと熱を持ち始めた紅い痕は胸の先を締め付ける。
私は凌の肩に手をついて、背中を丸めて腰を浮かす。
ぎりぎり繋がっているところで留まると、次の瞬間いっきに最奥まで深く呑み込んだ。
「っ、凌……凌っ、んぁ、ん------」
心も体も内側から凌にぐちゃぐちゃに掻き回されたかった。
部屋の中に荒い息遣いと淫らな水音だけが響く。
雷鳴はいつの間にか遠退いていた。
私は体の中心を貫かれ、凌の首にしがみつきながら狂ったように体を揺らす。
このまま凌を離したくない。
体の中の動きに合わせて、深く舌を動かした。
目を開けると凌の泣きボクロが間近に見える。
私だけの凌------
激しく体を揺さぶり、突き上げる熱い塊が内側から体を融かして
「あ…、あ、あぁっ----!」
私は小さく悲鳴をあげて痙攣し、仰け反った。