Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「ツァンダオとやり合ってる時、いきなり後ろから撃たれたんだよ」
「なァ、どうだ?」
「痛みはあまりねェな。だが何で…」
「わからねェ」
かつて在籍していた組織の組員の証。
レンの左の太ももにも、エイジと同じ烙印があった。
『ウー・イー・シー』の紋章。
「…ま、俺達にとっちゃあんな入れ墨なくなったほうがいいような気もするけどな。だが、ただそれだけじゃねェんだろうな、あちらさんにとってはよ」
「だろうな。じゃなきゃこんなセクハラ紛いのこと、インホアさんがやる訳がねェ。しっかし、戦っているこんな短時間にやられるなんてよ。…ほら、立てよ」
「ちょっと待て、まだ身体が」
「手ェ貸せって言えよ」
「死んでもごめんだぜ」
歯を食い縛って、レンは起き上がる。
「ミサト達は…」
腕組みをして、エイジは呟いた。
「どうかな。ま、デートの時間に遅れるような人間じゃねェよ」
レンが答える。
「なァ、どうだ?」
「痛みはあまりねェな。だが何で…」
「わからねェ」
かつて在籍していた組織の組員の証。
レンの左の太ももにも、エイジと同じ烙印があった。
『ウー・イー・シー』の紋章。
「…ま、俺達にとっちゃあんな入れ墨なくなったほうがいいような気もするけどな。だが、ただそれだけじゃねェんだろうな、あちらさんにとってはよ」
「だろうな。じゃなきゃこんなセクハラ紛いのこと、インホアさんがやる訳がねェ。しっかし、戦っているこんな短時間にやられるなんてよ。…ほら、立てよ」
「ちょっと待て、まだ身体が」
「手ェ貸せって言えよ」
「死んでもごめんだぜ」
歯を食い縛って、レンは起き上がる。
「ミサト達は…」
腕組みをして、エイジは呟いた。
「どうかな。ま、デートの時間に遅れるような人間じゃねェよ」
レンが答える。