Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「それをテメェは、何のん気にかまえてるんだよ?」
もちろん、そんなことを言っても何も変わらないのは、長年の付き合いから解り切ったことなのだが。
案の定、エイジはゆっくりとタバコをふかしていて。
「だから言ったろ。俺達はドラブルに巻き込まれる才能がある、ってよ」
そう言ってエイジはソファから立ち上がり、両手をポケットに入れたままつかつかと玄関のほうへ歩み寄った。
同時に、ドアがノックされる。
「…押し売りならお断りだぜ」
「郵便です」
ドアの外からそんな声が聞こえて、隙間から一通の封筒が差し出された。
ドアの向こうの気配は、そのまま消える。
「……ほらな。トラブルの原因だ」
封筒を手に取りひらひらと見せながら、エイジはレンを振り返る。
大体、このアパートに郵便物が来る事自体、おかしいことなのだ。
もちろん、そんなことを言っても何も変わらないのは、長年の付き合いから解り切ったことなのだが。
案の定、エイジはゆっくりとタバコをふかしていて。
「だから言ったろ。俺達はドラブルに巻き込まれる才能がある、ってよ」
そう言ってエイジはソファから立ち上がり、両手をポケットに入れたままつかつかと玄関のほうへ歩み寄った。
同時に、ドアがノックされる。
「…押し売りならお断りだぜ」
「郵便です」
ドアの外からそんな声が聞こえて、隙間から一通の封筒が差し出された。
ドアの向こうの気配は、そのまま消える。
「……ほらな。トラブルの原因だ」
封筒を手に取りひらひらと見せながら、エイジはレンを振り返る。
大体、このアパートに郵便物が来る事自体、おかしいことなのだ。