Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「遠慮しとくわ。あたし、この店を壊しにきたの」
屈託のない笑顔をインホアに向けて、ミサトはそう言い放つ。
「そうなの…残念だわ、父の“夢”だったこのお店を、あなたに壊されてしまうなんて」
「あたしだから、壊していいのよ」
お互いに視線は外さない。
だから、ミサトには少しの目の動きも判ってしまう。
「…!?」
反射的に身を翻す。
舞い上がった髪の毛が、何本か宙に舞った。
続け様に何発か銃弾が撃ち込まれ、ミサトはその場を飛び退いた。
地面を転がりながら、ホルダーから銃を引き抜く。
「ツァンダオ…!!」
何発か引き金を引き、ミサトは物陰に身を隠す。
「初めはね、殺さないでいようと思ったのよ?」
薄笑いしているような、インホアの口調。
まるで、今の状況を楽しんでいるようだった。
屈託のない笑顔をインホアに向けて、ミサトはそう言い放つ。
「そうなの…残念だわ、父の“夢”だったこのお店を、あなたに壊されてしまうなんて」
「あたしだから、壊していいのよ」
お互いに視線は外さない。
だから、ミサトには少しの目の動きも判ってしまう。
「…!?」
反射的に身を翻す。
舞い上がった髪の毛が、何本か宙に舞った。
続け様に何発か銃弾が撃ち込まれ、ミサトはその場を飛び退いた。
地面を転がりながら、ホルダーから銃を引き抜く。
「ツァンダオ…!!」
何発か引き金を引き、ミサトは物陰に身を隠す。
「初めはね、殺さないでいようと思ったのよ?」
薄笑いしているような、インホアの口調。
まるで、今の状況を楽しんでいるようだった。