Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「センチメンタルな感情なんざ、テメェにゃ全く似合わねェな」
「てんめェ…」
出来ることならしばきたおしてやりたかったが、レンは椅子をもう一つ無造作に床に下ろし、どかっと座る。
そして、ジーンズの後のポケットから、一枚の紙を取り出した。
「とりあえず、呼び出されたこの住所に行くしかねェだろ」
隠れ家に来た手紙に書いてあった住所は、このダウンタウンから車で一時間くらい行った山の中だった。
「ちょっと待てよ」
エイジは静かに、レンを止める。
「…例え罠だろうがなんだろうが、俺は行くぜ」
「待てっつってんだろ」
「なんでテメェはそんなに慎重なんだよ? ここまで来て怖気づいた、なんてことは言わねェよな?」
いつもなら、こんなに慎重に行動することはない。
まずは動いて、結果はそのあとについてくるものなのに。
エイジは黙ったまま、レンゾから手紙を取り上げてそれ をじっと見つめる。
「てんめェ…」
出来ることならしばきたおしてやりたかったが、レンは椅子をもう一つ無造作に床に下ろし、どかっと座る。
そして、ジーンズの後のポケットから、一枚の紙を取り出した。
「とりあえず、呼び出されたこの住所に行くしかねェだろ」
隠れ家に来た手紙に書いてあった住所は、このダウンタウンから車で一時間くらい行った山の中だった。
「ちょっと待てよ」
エイジは静かに、レンを止める。
「…例え罠だろうがなんだろうが、俺は行くぜ」
「待てっつってんだろ」
「なんでテメェはそんなに慎重なんだよ? ここまで来て怖気づいた、なんてことは言わねェよな?」
いつもなら、こんなに慎重に行動することはない。
まずは動いて、結果はそのあとについてくるものなのに。
エイジは黙ったまま、レンゾから手紙を取り上げてそれ をじっと見つめる。