Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「…母さん…!」
「インホアさん!」
傷ついたインホアが、ロンに捕らえられていた。
「本当に、利用価値のある女だよ。最後まで、ね」
「母さ…」
「諦めるんだな。親子仲良く天国で笑うがいい」
ツァンダオがこっちに近づいてくる。
「まだだ」
ポケットから手を出して、エイジは言った。
「諦めるのはまだ早ェ」
「エイジ…」
「俺にも夢があるんだよ。ユイ、お前と同じ夢がな」
ユイの目を真っすぐに見つめて笑う。
その瞳には、迷いや不安は一欠片もなかった。
「インホアさん!」
傷ついたインホアが、ロンに捕らえられていた。
「本当に、利用価値のある女だよ。最後まで、ね」
「母さ…」
「諦めるんだな。親子仲良く天国で笑うがいい」
ツァンダオがこっちに近づいてくる。
「まだだ」
ポケットから手を出して、エイジは言った。
「諦めるのはまだ早ェ」
「エイジ…」
「俺にも夢があるんだよ。ユイ、お前と同じ夢がな」
ユイの目を真っすぐに見つめて笑う。
その瞳には、迷いや不安は一欠片もなかった。