Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「ホントに後つけられてなかったのかよ?」
カウンター内側の床下。
酒を収納するスペースに隠れて、レンは言った。
「なぁによ、その疑いの目付きは。あたしはプロなのよ、そんなヘマする訳ないじゃない」
狭いんだからもうちょっとあっち行ってよと文句を言いながら、ミサトはそう言い返す。
「誰なんだ、あいつら?」
「知らないわ。でも、ガスを使って侵入してくるってことは、生け捕りにしたかったのかな?」
「俺たちをか?」
「じゃなけりゃ、初めてここで会った時みたいに、銃弾の雨が降ってたはずでしょ」
「…ま、確かに」
「なんだかあたし達、この店の疫病神って感じね」
「俺まで一緒にすんな」
「何よ、自分だけいい人ぶらないでよね」
店に、人の気配はない。
もうしばらく待ってから、二 人は床下からはい上がっ。
カウンター内側の床下。
酒を収納するスペースに隠れて、レンは言った。
「なぁによ、その疑いの目付きは。あたしはプロなのよ、そんなヘマする訳ないじゃない」
狭いんだからもうちょっとあっち行ってよと文句を言いながら、ミサトはそう言い返す。
「誰なんだ、あいつら?」
「知らないわ。でも、ガスを使って侵入してくるってことは、生け捕りにしたかったのかな?」
「俺たちをか?」
「じゃなけりゃ、初めてここで会った時みたいに、銃弾の雨が降ってたはずでしょ」
「…ま、確かに」
「なんだかあたし達、この店の疫病神って感じね」
「俺まで一緒にすんな」
「何よ、自分だけいい人ぶらないでよね」
店に、人の気配はない。
もうしばらく待ってから、二 人は床下からはい上がっ。