Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
「焦り…そして、恐がってるように見えるけどな…俺の勘違いじゃなければ」

「…確かに、焦ってはいるのかも知れない。だけど、恐がっているっていうのはちょっと心外よね」

「そうか?」

「だって、さっきミサトに叱られたもの」


 エイジは笑う。

 その時、ユイの携帯が鳴った。


「私よ。…そう、それで生存者は?」


 しばらく報告を聞き、ユイはいくつか指示を出すと通話を終わらせた。


「何かあったのか?」


 エイジは聞く。
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