Treasure in Paradise【Brack☆Jack2】
だが、レンがそれを刀で弾いた。
「テメェの相手は俺だ」
レンは刀を振り上げる。
さすがに多勢に無勢というべきか、倒しても倒しても敵は後から沸いてくる。
「これじゃキリがねェな」
銃弾を避け、エイジは身軽に足だけで戦う。
そして、ふとレンの方を振り返った。
「――ヤケに静かじゃねェか」
戦っている“気配”がない。
それに、視界を遮る程の敵の数。
何故こんなにも大勢の怪しげな連中が待ち伏せしていたのか。
ロンがあの“鍵”の情報を知っていたとして、その鍵が何の鍵なのかを知っているとは思えない。
だが、何か嫌な予感がするのは確かだ。
「早ェトコ、片付けちまったほうがよさそうだな」
短くなったタバコを吐き捨てる。
「テメェの相手は俺だ」
レンは刀を振り上げる。
さすがに多勢に無勢というべきか、倒しても倒しても敵は後から沸いてくる。
「これじゃキリがねェな」
銃弾を避け、エイジは身軽に足だけで戦う。
そして、ふとレンの方を振り返った。
「――ヤケに静かじゃねェか」
戦っている“気配”がない。
それに、視界を遮る程の敵の数。
何故こんなにも大勢の怪しげな連中が待ち伏せしていたのか。
ロンがあの“鍵”の情報を知っていたとして、その鍵が何の鍵なのかを知っているとは思えない。
だが、何か嫌な予感がするのは確かだ。
「早ェトコ、片付けちまったほうがよさそうだな」
短くなったタバコを吐き捨てる。