オレンジジュース~俺と一人の生徒~



「遅いから、もう送るよ。」






俺は直の髪をくしゃってして、直は俺に向かって微笑んだ。






こんな当たり前のような時間が



ものすごく大事。






もう直の髪に触れることができないと思ったよ。




もうこんな風に微笑んでくれないかと、俺はすごく怖かったんだよ。





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