秘密の関係
「ごめん、どうしても断れなくて」
「別に謝る必要ないんじゃない」
本当はギュッってして欲しかった
でも黙ってお見合いしたことが許せなかったから冷たい態度をとった
「瑠衣、今日は宿題ないから俺の部屋で遊ぼう」
「分かった着替えたらいくね」
そう言って和くんの横を素通りして部屋に向かった
一人になるとまた涙が溢れた
どうして?
和くんはあたしのこと嫌いになったのかな?
いくら断りきれなかったとはいえ、彼女にお見合いすること隠す?
自問しながら着替えて居ると携帯が鳴った
見ると麗からのメールだった
直ぐにメールを読んだ
《麗だよ(>_<)
魁君に話してくれたかな?
ちょっと不安だからメールしました》
あ"ぁぁぁぁぁぁぁ
和くんのことですっかり忘れてた
《ごめんね(x_x;)
色々あって忘れてた(;_;)
でも今から話に行くから安心してね》
返事を送り魁君の部屋に行くため部屋を出た