秘密の関係
『今から、俺が言うことはウソだけど…』


和兄が何を行って居るのかわからなかった。

『きっと瑠衣の性格からすると、俺の本心を聞きにくる。だから…』


「だからなんだよ」


和兄は瑠衣に嫌われようとわざと嫌われることを言うと言った


『瑠衣の足音がするから行くぞ』


「えっ、ちょッちょッ」

俺が戸惑っているうちに和兄は悪役になった

『彼女って言っても遊びだし、会社を継ぐってなったら、それなりにマナーのある女じゃないとオレが恥かくしな』


「和兄!!そこまで…」


いいかけると電話のむこうから瑠衣の声が…

『アンタみたいな男こっちから別れてやる!!』


『そう言うことだ!!あとはたのんだぞ』


そこまでして瑠衣を…

ごめん…和兄…


俺何があっても瑠衣を守る、和兄が自分の気持ちを押し殺してまで諦めた恋、俺が和兄の分まで瑠衣を愛する。

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