竜の箱庭
シィは微笑むと、ネリーが同じ様に笑顔を返してくれた。

「それじゃあ、今日のことは内緒。絶対よ」

ネリーがもう一度そう言って、解散になった。
帰りの道は、お互いなんとなく言葉も少なかった。

それでもシィは、この生活が変わるはずがないのだと…信じていた。




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