オオカミ系幼なじみと同居中。


このまま。
要の手に触れてしまおう。

そしたらこの気持ちも楽になるはず。
あたしの事、変な女だと思うかもしれない。



でも。

もう、この気持ちを抑える事なんてできない。

隠すことなんて、出来そうにないよ。



あたしはギュっと目を閉じた。



そして左手を

要の右手にそっと重ねた――――




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