オオカミ系幼なじみと同居中。
「くあぁああ~、最高!!」
「すずしぃ~~」
図書館に入るなり、歓喜の声をあげた。
本当に、この時期の図書館と言うのはお金のないあたし達には天国のような場所だった。
なるべく人が来ない所を選んで座った。
「もう、さっさとやちゃお」
早苗は、早速ノートを広げた。
あたし達はなるべく早くやってしまいたくて、無言でペンを走らせていた。
静かな時間が流れた・・・・・
『ふう』と一息付いた早苗は不意に顔を上げた。
「・・・あれ?あれって・・・・」