オオカミ系幼なじみと同居中。
・*CAFEandBAR jiji*
まだまだ、夏の太陽がジリジリと降り続けてる。
あたしは、下敷きでささやかな風をつくる。
もぉ、暑い~
9月も終わろうというのに一向に涼しくなる気配がない。
あたしは、クーラーのない教室で英語の授業を半分死にかけで聞いている。
早く冬にならないかな・・・
なんて考えていると不意に背中をつつかれた。
「未央、未央ってば」
「なに~?」
そう言って振り返ると、早苗が顎で何かを指している。
「なによ、早苗?」
あたしが眉間にシワを寄せて体をひねったと同時に別の声に呼ばれた。
「桜井、えらく余裕だなあ」