オオカミ系幼なじみと同居中。


結局、旬と話せる時がなかった。


家に帰ると、もう要はいるようだった。


要だけじゃないみたい。







誰かいるの?








あたしは部屋に入ると、スカートにはきかえた。




隣の部屋が気になる……





話声は聞こえるがはっきりとはわからなかった。

盗み聞きなんて、いけないってわかってるんだけど。
どうしても気になって、あたしは恐る恐る壁に耳をあててみる。



「あははっ もぅ 要ったらぁ」




女の甘い声が聞こえた。




あたしは思わず壁から耳を離した。




女の子がいる……



“要”って呼んでた……




どうゆう関係なんだろう。やっぱり彼女なのかな?




あたしはリビングに降りた。
自分の部屋なんかにいたら、嫌でも要達の事が気になってしまう。


テレビに集中する事で気をまぎらわした。



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