オオカミ系幼なじみと同居中。
*第2部*
わからない。
要がわからない……
うんん。
もっとわからないのは、あたし。
昨日……あのまま要と一線を越えてもいいと思えた。
要は・・・・・・彼女いるんだよ?
あたしは旬が好きなんだよ?
あたし、何してんの?
なにが……したいの?
窓の外に視線を落とす。
要と知らない女の子が笑ってる。
「な……によ」
すごくイタイ。
――――シャッ!
あたしは思い切りカーテンを閉めた――
溢れそうになっていたこの想いに蓋をするように。