マフラーと君の手と。



それだけ叫んで瞳は
あたしを グイ って引っ張って
ズカズカ歩いた。



瞳はあたしより小っちゃいくせに
ドがつくほど力が強い。



あたしが必死に耐えても

ホラこの通り。
引きずられる。



でも瞳はそれが嫌らしい。




「あ!!あ!!あ!!
まだ純くんいる!!」








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